絹物にとろける
普段着には木綿を着ることが、よくあります。


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普段着には木綿を着ることが、よくあります。
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仕事柄、人と会うことが多い。
いままでに取材で本当にたくさんの人と会って、ご縁が繋がってきました。
それがある意味、私の、『月刊アレコレ』の財産だと思っています。
いろんな企画も、いままでに知りあってきた人たちがブレーンとなってくださり、友人としてもお付き合いいただき、歩み続けることができていると感じています。
で、その特長を持つゆえ、多いのが「人を紹介して欲しい」という依頼。
多くの場合はその人の仕事に関係する中で「必要なスキル」を持った人材を紹介してほしい、です。
そりゃあ、いいですよーと、大概は心当たりがあれば、ふたつ返事で一生懸命探します。
人って、そういうもんでしょ? 実際、私もよくお願いする。「きものに詳しくて・・・・なヒト、いませんかねー」とか、
「・・・・を取材させていただけるところってないですかねー」とか。
でも最近・・・というか去年、非常にムカッときた出来事があります。
私が大変お世話になっている優秀なスタイリストさんがいます(その人がムカッときた方ではありませんw)、
うちでの仕事を縁に彼女が最終的に目指している、アーティスティックな仕事のオファーが来たと、お礼かたがた報告してくださった。ウレシイことです。
で、そのオファーが来た先の事務所から、うちを紹介して欲しいと言われたと。
彼女にしてみれば、私にとってもきっと何やら仕事につながる話になるのだろうという、厚意もあったと思います。
でも、その中身はつまらない話だったので省きますが、要は逆に自分の仕事の売り込みだったと言うことです。
そして月日は流れました・・・ww
約1年後の昨年11月。出張先の京都で携帯が鳴りました。件の事務所の男性からです。
彼は某有名ホテルのお正月企画を何年も手がけていて、宿泊客へのサービスで、プチイベント的な和のブースをいくつも準備して楽しんでもらうという企画を提供しています。ワークショップもあり、展示もあり。
その中に投扇興というお正月らしい遊びも入っていて――
「日本の文化に触れられるいい機会なんです。茶道とかお花とは結構あるんですが、投扇興はなかなかないんですよ、だから皆さんの本当に喜びます」
「今年は12/31~1/2の3日間開催するんです。着物を着るにもいい機会ですよ」
「その投扇興に参加というか、お手伝いしながら、着物も着られるいい機会ですから」
「どなたか、着物で3日間お手伝いしていただける若い女性はいませんかね」
・・・・は?? ・・・・・それって・・・
ふざけろーーーー!! アタシは人材派遣会社じゃねーーー!!
いやいや、それが会社ならまだ仕事として紹介料も発生するけど、めちゃ忙しい出張先に、
貴重な年末年始の3日間を使って、着物を着る必要があるアルバイトをしてくれるコを紹介してくれってだけのことで、それをいかにも貴重な体験ができるみたいに押し込もうとする、その厚顔!
いえ、彼ともっと懇意にいろいろな仕事やつながりがあればまた別です。
それぞれ、いい意味での貸し借りが成立出来る関係があれば、いいですよ、聞いてみますね、になります。
実際、そういう事もよくありますし、そのこと自体がイヤというわけではないのです。
要はそこに土台となる信頼関係が築かれているかどうか、です。
頼まれて、その人のために何とかしたいと、むしろ一生懸命探したり手配したりすることもあります。
でもね、人を呼びだして仕事の売り込みをして、1時間ほど会っただけのアナタに、
1年後に携帯に直に電話をかけてきて、それってどーよと思うわけです。
彼はまあ、かなり極端な例ですが、アルバイトのコを、それも多くは単発のイベントで至急頼みたいと言うような無茶振りがよくありました。
あるいは、新しい店を立ち上げるのでそこの店長候補として・・・とか。でも最初に説明された内容とまったく違っていて、紹介した私の顔が立たないので私の方から断ったり。
頼まれた方は逆に私に悪いので我慢してしばらく勤めようとしていたのですが・・・・。
いちばん困るのは、紹介したからにはある程度の責任も発生するのに(もちろんそれ自体は仕事じゃないのでフィーなどもらいません)、最終的にほころびが出るような顛末になることです。
私は、「人脈の使い汚し」という言い方をしているのですが、本当にそれが困る。
そして最近新たな現象が・・・。
うちが主体で仕事をして紹介した先同士が直接やり取りするところも多いのですが、
それ自体は全然問題じゃないのですが、意識的に排除されるケースがある、ということ。
私が作ったノウハウを土台に、うちを飛び越えて知らないうちに直に仕事をするケース。
そりゃあ、原価と出し値の理論でいえば、すでに土台ができている仕事が安価でできるのですから、クライアントとしてはいいでしょうね。
でもそのクライアントも、仕事を直で請け負う方も、すでのそれまで構築しているお互いの信頼を壊しているわけで。その会社にはもう人は紹介できないと思うし、その紹介した人とも一緒に仕事をする気にはなれないですよねー。
紹介したこちらを常に立てろなんて、そんなどーでもいいことは言いませんが、
お互いの信頼を損なう展開だけは、止めてほしい。
この下のブログで紹介している、某有名スタイリストさんが言うところの「人の畑は荒らさないポリシー」というのを、まんま肯定することはちょっと抵抗があるのですが、結局は「信頼を荒らす」という意味になるのかな。
でもいちばんの問題は、こんなワタクシが一緒に仕事をするに足る人材ではないということ、
或いは排除しても別に、と思われる愚かな人間だと言うことに尽きるのかもしれません・・・という結末か??
お終い チャンチャン。
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『月刊アレコレ』が復刊してから、HPのブログで綴ってきました。
HPはやっぱりお仕事優先ww、 個人的な感想や意見より『月刊アレコレ』で活動している「いま」をご報告することが多くなりました。
でも、わたくしも、一きもの好きなワケで。
オフィシャルを離れたどーでもいい出来事も日々あるワケで。
むしろ、凡人はそちらのよしなしごとのほうが多いというか、ふつうなワケで。
とゆーことで、またまたの復活、niftyブログです。
何回、出戻るの?って感じですが、まあ、こちらはオフィシャルほどアクセスも多くないだろうと(勝手に決めつけて)罵詈雑言、本音を吐くブログに復帰です。
あ、大元ブログがタテマエとゆーことはありません。ホントのこと100%ですが、私生活はなるべく排除しましょう、そういう意識があるブログだという、それだけです。
特に最近はオフィシャルな告知が多いので、以前みたいに「飲みに行きましたー」「00にイラッとしましたー」みたいなブログは入る余地がないのです。
編集のお仕事、きもののお仕事、元は・・・とゆーか本職は広告ウーマン、コピーライターなのですが、どれも大好きです。
新卒以降、広告の世界でのみお仕事。
たまたまそのつながりで、受け持ったクライアントがきものメーカーということで、経費で着付け教室へ行かせてもらいーの(てか、それが入社の条件だった。ラッキー♡)、小誌を創刊時に担当することになりーの。いまにつながりーの、とゆーわけです。
オフィシャルって、毒を吐けないじゃないですか。
毒って、必要悪だと思うわけです。
かつて超有名なスタイリストさんを取材したとき、彼女のポリシーの第一は、仕事そのものの内容や、きもののことではありませんでした。
「人の畑を荒らさないこと」―― でした。
つまり、仕事した先の批判がましい事を言わない、同業者のテリトリーを侵さないという意味です。
「仕事した先の批判がましい事を言わない」・・・コレは当たり前かな。いわゆる守秘義務も伴うことなので。
でも感じたのは、「(問題があっても)波風を立てない」・・・・大人の立ち位置です。
例えば今日も連休中のお仕事中、無茶いらっと来る関係者がいるわけです。
ついつぶやくと、「看板背負ってるんだから控えめに」というメッセージをくれる友人がいて、ありがたいなあーと思う。これは心から。
ありがとうね・・・そして「超むかつく。一人だけでは牽引力がないということじゃない」というつぶやきを削除した。・・・・で、ここでアップしていますww ここが人間できていないところです。
きものって好きだけど、残したいけど、楽しみたいけど、オタクにはなりたくないと思っています。
いろんなファッションの中のひとつ。趣味のひとつ。文化のわずかなひとつでいいぢゃん。
いままでだってそれで繋がってきているんだから。
あーーー。窮屈な世の中はいやですー。きものも、人も、心も、自由でいたい。
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Vol.59、月刊アレコレが出て、あらためて「みかん染めきもの、いいな~~」「いまさんのいちごミルクの小千谷縮可愛いー!」←いちごミルク?とゆー方は月刊アレコレHPへ
「帯もドンピシャ」「三勝さんのゆかたもええなー」と。
あー、物欲はブラックホールの如し。
貧乏なときに限って(って、いつ金持ちだったん?)モノがほしくなりませんか。
ほら、ダイエットしているときに限って食べたくなるみたいな。
が、困ったもんです・・・というほどではありません。
なぜなら! それでも出せるお金があるときは迷うので困るけど、ないときは選択の余地なしだからです(爆)。
さて、もう一つの物欲、みかん半衿(YouTubeでもご覧いただける可愛い半衿です)、どうやって作るの?という声が。
んーー、レース編みは誌面で説明は難しい。Webでも同様。
ん?そこへ天の声?(笑) ワークショップですか? ワークショップ・・・ワークショップ、ねーーー。
月刊アレコレ、もうすぐ発行です!きくちいまさん、ぺたこさん、彩詠さん、毬詠さんさん、agasukeさん、緑川さん、染谷さん、皆々様の御力添えあってです、ほんとうにありがとうございました!
そして購読申込み時に復刊をよろこぶコメントを入れてくださる皆さま。
休刊時もコメントやお手紙を頂戴しましたが、こんな小さな手作り感満載の情報誌に(でも中身は濃い!)温かい励まし、あらためてお礼申し上げます。
ぺたこさんがアレコレのために作ってくださったのが上に↑アップしている映像です。
すてきです~♪。
いままでと変わらぬ着る人が作る月刊アレコレ、そして新しくなったアレコレもお楽しみください。ご購読はこちらから、ポチッとお申込みください。
皆さま、大変大変、お待たせしました。
月刊アレコレ、Vol.59にて復刊いたします!
6月5日発行です!
復刊記念特集号は「夏だからこそ! きもの始め!」
編集部の地元人形町で、東野圭吾・阿部寛『新参者』の向こうを張っての読者モデルロケ・・・・って、いやそこまで言ったら盛り過ぎですが(笑)、
画像は人形町三日月座で撮影したときの1カット。モデルはゆうかさん。きものは、みかん染めの木綿!愛知はあづまやきものひろばさんの、オリジナル・・・・というか、地元のみかん農家や染工所、呉服屋さんなど、地場産業を考える地元メンバーが、地元で糸から染めて地元で製作した、物語ある1枚です。
やわらかい色で、みやざ一目見て、復刊号のきものはこれだーーと、ヨネスケ「隣りの晩ご飯」みたく(笑)、いきなりお願いしてお借りしたきものです。可愛い「みかんコーデ」。本誌でご覧ください。とにかくコーデがステキです! スタイリストは鳴海彩詠さん。特集号は2号続けてお送りします。
A5版24Pのコンパクトな情報誌月刊アレコレですが、毎月発行の月刊アレコレしかできないコト、着る人が作る雑誌だから言えるコト、きものの情報をオンタイムでお送りします。
きもの大好き=和ードローブ
平成のきもの文化と女子ゴコロ、満載あります!
女子ゴコロは年代に関係なく、10代でも60代でも持っているもの。
年代で区切る女子ゴコロではなく、アレコレは普遍的な女子ゴコロを編集していきます!
まずは お申込みくださいませ。絶ーーっ対損はさせませんヨ。
仕事らしい仕事(PC操作)も家事もできず、ブログさえ更新しない、かつてないテンション落ちまくり月間。
二十年来抱えていた手首の「(ドゥケルバン)腱鞘炎」と、肘痛を悪化させたのを引き金に、肩周辺まで痛みが上がってきて、ほとんど右腕が使い物にならない状態です……(泣)。肩は四十肩、五十肩と同じような症状になってきています。
モノは持てない、帯や、腰紐でさえも締めたり結んだりできない、なにしろ箸・ペンもダメ。
動かさないでいても痛みがひどく、手首から肩までまんべんなく、律儀に(怒)ほぼ24時間営業の疼痛に悩まされております。
整形外科も整骨院も通って鎮痛消炎剤、痛み止め、マッサージや酸素カプセル等の治療も受けているのですが一向に良くならない・・・・・。
ひどい腱鞘炎は最終的には手術になると聞いて、冗談じゃない、腱鞘炎如きでとそのときは思っていたけれど、使わなくても悪化する一方の症状に、ホント、参った。
月刊アレコレを復刊する構想が具体的になってきたというのに・・・・・・。
どなたか、いい治療法があったら、おしえてください!
春よ、来ーい
三勝さんの新作展示会に行ってきました。
染めの老舗で、特に浴衣をはじめとした木綿では色柄ともに定評があり、さすが人間国宝・清水幸太郎を有した物づくりにこだわるメーカーです。
今回みやざがいいなと思ったのは松煙染めはじめ何点もありましたが、
何よりも伝統ある三勝が、その特色を生かしていい意味で時代の方向に向いているというのが実感できる商品が揃っているということでした。
みやざがすごくいいと思った奥州染めのプレタ浴衣がありました。
「これ、いですね!」と社長に言うと、
社長、「そ、そう?これ、いい?」
「いいですよ。特にこのコレ(その中の藍に飛びドット)はいまどきの背の高い若い人にはよく似合うと思います」
「そう・・・実はこれミカコが作ったのよ。でもボクは大反対したの。良くないって。でも評判よくてね。みやざさんがいいといってくれたヤツは新宿Iデパートで一番人気なの。――ミカコに言ってあげてくれる?彼女も喜ぶと思うから」
ドット柄と言うといまどきですが、実は老舗の三勝だから持っている型紙からセレクトしているのです。まるでモダンな大正・昭和柄のようなニュアンスがあります。
写真で紹介できないのが残念! ミカコさんは以前「月刊アレコレ」のきものびとで取材したことがある老舗染めメーカー三勝の次期4代目(多分)。それまでは三勝の洋服部門担当で活躍していた彼女が着物部門に参画したのが3年前。
「このままじゃ自分が着るとときにちょっと物足りないとか・・・そう思って考えるのですが、果たしてほんとうにそれが着物的にいいのかは正直分らないんです・・・でも、物つくりがうちの伝統なのでそこにはこだわろうと思っていいます」
このいい意味での気持ちのユレが、とても好感度のある物作りにつながっているような、気がしました。
いいものを見たあとのヒルツは美味しい。
あ、ヒルツは人形町のカフェ三日月座のみやざ定番ブレンド。
コーヒー券を手に通うみやざです(笑)。
皆さま、明けましておめでとうございます。
って、どんだけ2010年に遅刻してきてんだってハナシで・・・・・・。しょっぱなから反省m(. ̄  ̄.)m。
昨年末、月刊アレコレ休刊に伴う、文字通り残務処理アレコレありまして、ご迷惑をかけた方もいらしてひたすらゴメンナサイです。
いろんな意味で、ほんとうに勉強しました。
で、閑話休題。
以前月刊アレコレの「たのもう!お誂えお直し入門」で、鼻緒の誂えを取り上げました。頼んだお店は浅草の合同履物さん。そのとき一緒にこちらも頼みました。
着物やら小物やらを整理していた年末。すみれ色の鼻緒が目に痛いくらいに鮮やかで、一瞬手が止まってしまいました。
更紗の残り裂を台に使い、色無地の残り裂を鼻緒にあてた草履です。
すみれ色の色無地は息子の小学校卒業式に着た着物でした。
それが今年、もう中学校の卒業式です・・・・。
時は、流れるものではなく、積み重ねるものだと、子供の成長を鏡にオバサンは自分に言い聞かせます(笑)。
すみれ色の着物の鮮やかさだけは変わらず。自分もこうでありたいと。
ムリ・・・?(爆)
本日、お誘いを受けて蒲田へ。
ひつじや呉服店を通して月刊アレコレを購読してくださっていた皆さんにお声をかけていただいて、励まし(笑)を受けました。
休刊、なにするものぞ。
皆さん、ひじつや店主の「教え子」(笑)で、右から10年選手・2年選手・5年選手(笑)です。いい呉服屋さんと出会いました。
みやざの右の方は昨年、月刊アレコレの「きものびと十人十彩」で紹介した川上さんです。
3人とも着姿、コーデ、とても参考になる素敵な着こなしなんですよー。こんな風に着物を楽しめたらいいなーと、つくづく。
思うに着物の楽しみって、一気呵成にモノにしようと思うと、いろんな意味で失敗が待ち受けるのかも。「楽しむこと」に時間をかけて大事にすれば無駄買いや衝動買いや安物買い(の銭失い)が激減するんだろうな~・・・・と思いつつ、
でも、でも、分っていてもダメ男にハマるオンナの気分で(どんな気分や?爆)とりあえず、なんでもかんでも欲しい時期、着たい時期が、あるもんなんですよねー。
って、オイオイ、最終結論、違ってるし ( ̄◆ ̄;)
この皆さんは上手に呉服屋さんとお付き合いしていて、無駄買いがない!んですよねー。
敷居が高いとか言われる呉服店ですが、全てが全て、そうとは限らないワケです。
じゃあ、どうして見分けるのかとなったら――、やっぱり行ってみるしかありません。
行ってみて、ダメだと思うなら行かなければいい。ちょっと良さそう・・・と思える店なら、「ちょこちょこづきあい」をしてみればいい。和装小物とか、お直し相談とか。
試用期間というか(笑)、それが過ぎて、アタシのために尽くしてくれそうだワと思ったら(笑)、本採用すればいい訳です。
万人にベストなお店なんてないワケで。ユーザーも自分が何をお店に求めるのか。どんな条件の店が自分にベストなのかを認識することも大事です。
で、店探し、なんでしたら みやざ、「鬼」面接官で同行しましょうか~( ̄ー+ ̄)
いきなり汚れた足袋でごめんなすって。
ところで―。
以前、きくちいまさんから「足袋って、どこから破けます?」って聞かれたことがあります。
いまさんは外側の横が擦れて破けてくるとおっしゃっていました。
みやざは以前は親指の先っぽも多かったのですが、最近はいまさん同様外側の横・・・と内側も。
これは鼻緒との摩擦なんでしょうね。
昨日、用事があっていまさんと会いました。
その足袋を履いたときはこんなじゃなかったのに・・・・その日帰ってきたら足袋がここまでになっていました。ちょうど鼻緒の色もうっすら付いている部分です。よかったーー、草履を脱いで上がるような場面がなくて (゚д゚;)
この1ヶ月で三足ダメにしました。急にというのではなく生地が弱ってきていたんだと思います。同じくらいの時期に履き始めたものは、ダメになるのも同時期なんですね、きっと。先月からは大野屋總本店の足袋を履き始めています。
さて、みやざの場合、どれくらい履けるかな~。、
月刊アレコレのHPで59号に掲載予定だった、新富町・大野屋總本店の足袋の誂えについて記事をアップしてますが・・・・・。
その中で、違う足袋を左右の足に履いてみたというのがありました。
それについてちょっと番外編を書かせてくださいませ。
やっぱり足袋って、基本縮んでいくものです。同じサイズでもメーカーによって縮み具合や気になるところが違いますよね。
みやざは親指の締め付け感と、足首周りのきつさが大体気になる箇所です。
足がむくんでくる夕方は特に足首がきっつー、みたいなことが多いわけです。
たくさんある足袋の中で、いちばんラクチンで、縮みもさほどでない足袋と、見本で送られてきた大野屋さんの足袋を左右に履いてチェックしようと思ったわけです。
で、写真を撮って気が付いたのは、アレコレのブログ記事にもある通り、右のラクチン足袋は親指がずんぐりしてちょっと可愛くない(笑)。
イヤ、別に本人の足のかたちだけの問題じゃないと思うんだけど。
だって大野屋さんの左足は可愛いんですもん(爆)。
ただ、ここまで形を気にするかどうかって問題だし、形よりラクチンをとるって言えばそれも正解です。
でも大野屋さんのはキュッとした作りなんですが、だからといって履いていてそのキュッと感がキツキツ感になるかといえば、そうでもないんですね。
洗ってすぐの最初は履くとき結構きつめです。でも履いて時間が経つほど気にならなくなります。 これは大野屋さんだからか? 誂えだからか? ほかではどうなんだろう?
気になりますが・・・誂えはそうそうあちこちでできるもんじゃないから・・・・比較のしようがないけれど。
ひとつ言えるのは大野屋總本店は役者さんの贔屓が多いから、足の形の美しさにこだわり、それが形や縫製の技術に反映されているというのは他店よりあるかもしれません。大野屋の形を「新富形」と言い慣わしてします。
今夏、行く度に歌舞伎座からの注文足袋がケースの上に乗ってました。
役や出番の回数によって、一ヶ月の公演で20足の役者さん、5足の役者さんと様々で、ご主人は役者名、そして足袋の色や数で出し物がなに系か分るといいます。
皆さまに引越しのご挨拶と、まずは着物つながりの記事をと思い、前日のコーデをご紹介したのですが・・・・・・いま気付いた・・・・んですけど、
同じトップページ、下にグーーーーッとスクロールするとある、過去記事ひつじやさんに行ったという「今日のきもの」。
2006年なのに、同じ12月、同じコーデぢゃん orz
この帯しか合わせないってワケじゃないのに・・・・と言いながらしかも帯留も一緒だし
アタシって、軽くパターン女? プチショック
昨日とはうってかわった着物日和でした。
本日のこの 藍染の着物って好きなのですが、みやざの平面的な顔立ちでは下手すればお手伝いさん風になってしまいます。
なので、この藍の紬を着るときは、渋可愛く、愉しい着物になるように個性的な染め帯を合わせます。
隠れたテーマは「アタシはお手伝いさんじゃないの」アピール(笑)です。
20年以上前に誂えたとき、当時使われることがなくなっていた紅絹をあえて使うことにこだわりました。わざわざ探してもらって一疋で購入、紅絹の赤がちらりと覗くことを狙ったのですが・・・・・、
まさかアンティーク着物がこんな全盛になるとは知らず。
紅絹を使っているこの紬が古着っぽく見えないよう、想定外の苦労もちょっとしています。
ん?! って、20年以上前ってことは・・・・すでに古着の域じゃないの ミ(ノ _ _)ノ