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2006年3月

2006/03/24

コクーン歌舞伎、東海道四谷怪談。

さて、桔梗の批評を待って、みやざえもんもちと語りましょう。桔梗と一緒に観たコクーン歌舞伎。おもしろかったです。従来の歌舞伎歌舞伎した印象からは、コクーンの舞台の作りともあいまって、かなり今風の味付けであると思います。それでいて、勘三郎の芝居は肝をはずさない堂々たるものでした。

ここで、みやざえもん風の批評・・・というか、感想をいれれば、実は昔から勘三郎はもう一つ好きになれない役者でした。ハナにつく、といえばわかるでしょうか。これは歌舞伎で言うところの、みやざのニンにハマらないという感じなので、好みといえばそれまでです。上手い役者が上手さを語るに過ぎるというか、「さっぱり」とを100回繰り返すことで胸焼けするクドさとでもいいますか。勘三郎の役者としての上手さとは別次元での感想です。

演出は串田さんですが、最後の水場を使う場面とか、紙吹雪の場面なども蜷川幸雄の「近松心中物語」での印象をそれぞれ越えないのです。別物であるとも思いながら、「芝居」に対する純粋な感動や驚きをもってすれば、今回の評価はコクーンという場所で、従来の歌舞伎ファン層以外の芝居好きを取り込んだところに、勘三郎の手腕があったと思います。小屋の使い方が最高に上手い。つい先ごろ同じコクーンで野田秀樹の「贋作 罪と罰」を観たばかりですが、舞台の印象も目の前に現れた世界もがまるで違いました。芝居の醍醐味だと思います。

ついつい辛口になってしまいましたが、芝居としては大成功でしょう。みやざもアンコールの拍手を手が痛くなるほどにしました。もう一つ、歌舞伎座での勘三郎の「東海道~」は観ていないのですが、実はかなり前に亡くなった歌右衛門のお岩を観たことがあります。伊右衛門は海老蔵、現団十郎です。あのときのは薬を飲むまでの所作が長くて、当時のみやざには「引っ張りすぎ」とも思えましたが、今となってみれば、芝居も観る側の成熟度で(というほど、堅苦しいものではありませんが)印象が変わるものなのだなと、今回のお岩を観ながら思ったのでした。

桔梗、次もまた親戚を葬って(笑)仕事をサボり、一緒に観に行こうね。

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2006/03/20

Cの字さん、これ…ある。

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実は……言いにくいんですが、うち、ある、すでに。No.14 じゃないですが。娘と息子のです。 やっぱ味覚障害決定…?因みにNo.12は津軽りんご味。No.17は京風抹茶味。

あははは、ま、ユ〜モアは親譲りとゆーことで、話をまとめましょー!あははは……¥§£☆♂(泣)

これの意味がわからない人は、「八戸土産~」のCさんのコメントから、飛んでください。え?どこにって? いーんです。飛べばわかるんです!津軽りんごがナニで、京風抹茶がナニかが。No.14 の正体も。

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2006/03/19

桔梗の八戸土産は、愛知県産。

桔梗のブログで話題になった、泣く子をも黙らせるイカチョコカレー。
うーん、ビミョー。うちの子は、フツーにおいしいんじゃん、って。
ホントかよー。育て方間違ったかなぁ。ビール、日本酒でふける夜だったのでした。因みに日本酒は桔梗のオーダーでした。200603190042000.jpg

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2006/03/13

今日のきものびとは杉井さん。

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今日も「雨男」じゃない(笑)吉池さんと取材です。でも、撮影場所となった六本木アークヒルズの中庭は、なんと誰かが粉砂糖を吹いたような春の雪がチラホラ。びっくりの、今度は雪男?雪女?ーーそういえば昨日、「ナルニア国物語」を観に行った。雪の白い魔女が、いたな・・・。

さて、毎日新聞社の國保さん紹介の次のきものびとは、六本木ヒルズの森ビルをはじめ、多くのビルの植栽を手がける「風のみどり塾」の杉井詩織さん。NHKの「趣味悠々」や「趣味の園芸」も担当、出演していらっしゃるのですが、実は専門は建築だった方。多摩川高島屋やヒルズでもガーデニング教室をお持ちで、お義母さまの明美さんと二人三脚の活躍です。

実のお母さまが日舞の先生でもあり、きものにはなじみがあったとはいうものの、着るようになったきっかけは、友人の國保さんが「一週間きもの生活にトライ」した記事がきっかけ。自分が思っていたことを「やられちゃった」という感じだったそうです。そして「なーんだ、やっぱりそれで(気軽な気持ちで)いいんじゃん」というバックアップにもなったそうです。現在、子育てをしながら、再び日舞に通ってきものを着る楽しみもGETした杉井さん。

その杉井さん、ガーデニングの質問で植物が、手入れを一生懸命しているのに「ダメになってしまう」という相談が多いという。で、彼女の答え。「それはあきらめて新しいのを始めればいいんですよ」。皆さん、「えっ?」という顔をするそうです。「人の24時間にしなければならない生活は、いっぱいあるんですから。それを悩むほど、時間をかけるなんてありえない。植物の世話も人の付き合いと同じ。いい距離感で保たなければ、いい関係は作れないでしょ。それが苦痛になったら嫌いになっちゃうでしょ」。この自然体、好きだなー。

日舞をしている彼女に、縫さんの腰紐をあげる約束をして別れました。

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きものにハマりそうな美波。Ⅱ

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撮影の日は生憎の雨。なんかカメラマンの吉池氏と、「一緒のときって、雨が多くないですか」と、お互いがあなたが「雨女」「雨男」みたいな・・・。

で屋内のみの撮影になりました。野田秀樹との共演のこと、両親がウルウルして観ていた事、料理のこと、「エレンディラ」のこと等々、聞きました。もちろんこちらも美波が気持ちよく、或いはノッて話せるようにそれなりの準備はしていきます。

舞台の原作を読むこと、彼女が出演する映画の原作のチェック、具体的にきもののハナシが引き出しやすいよう、自分がきものを着ていったり、前回同様1人暮らしの彼女のために日持ちする手作りのお惣菜を作って持っていったり・・・。「エレンディラ」の原作の感想で盛り上がり、来月フランスへ行く彼女のために、海外できものを着るための工夫の話を振ったとき・・・。

みやざえもんのきものの襦袢や半衿の工夫を見せながら、その楽しみを話していく。もともとファッションが好きで、おしゃれな美波はだんだん興がノッてきて、というかやっぱりきものそのものに魅力があるからだと思うんだけれど、「月に1回でもきものの日をつくりたいなぁ」「あーーーなんかすっごく着たい気分になってきた」と、うれしい反応。

撮影が終わって残り時間でのインタビューのときには、ついに「フランスにきもの持って行こうかな。どこで買えばいいんですか」「1人で着られるかしら」「むらさき野さん(美波がキャラクターになっている振袖ブランド)て、普段着もあるんですか」と矢継ぎ早に逆質問をされて、「次の撮影までに何点か用意するから、それから選んだらどう?」「うれしい!」という話にまで発展。

彼女は来年二十歳。振袖のあとのきものにもハマってくれたら、こんなうれしいことはない。それは仕事としてよりも、自分が個人的に「コレいいよー」と素で話したことが伝わったウレシさであり、アレコレでやっていることの実践でもあるから。写真はその日のみやざえもんのきもの。これに雨コートでした。

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2006/03/11

きものにハマりそうな、美波。

写真はホリプロ社内に貼られた所属タレントのポスター。
今日はここで美波の撮影とインタビューです。
続く200603101237000.jpg

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2006/03/10

蜷川が演出する、次のヒロイン。

昨日、niftycocologのサーバーの問題で、ブログがまったく入れない状態に。携帯から送った写真と原稿を1日遅れでとりあえずアップします。かなり気が抜ける~。

明日はカリスマモデルであり、女優の美波の取材。
野田秀樹演出の舞台「偽作 罪と罰」に松たか子らと共演し、予想以上の出来映えを見せてくれました。 その美波が蜷川幸雄の次の舞台のヒロインを努める。舞台はノーベル賞作家、ガルシア・マルケスの「エレンディラ」。
インタビューの参考資料として原作となるその本を読んだワケです。結構、入手に手間取りました。
14才で実の祖母に娼婦として客を取らされ、なおかつ女中のように使われる哀れな少女として、物語ははじまります。
娼婦、でも男たちにとっては天使か妖精がごとく求められるエレンディラ。無情な祖母に痛々しいほど従順な少女が、新しい日を迎えるまでの砂漠での物語なのですが、美波が抜擢された理由がわかるような気がしました。
彼女のインタビューは3回目。妖精のような娼婦でなければならない役どころ。明日の取材の準備をしながら、どんな話を聞けるか楽しみ。

erendera

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2006/03/08

都会の桜。

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住まい、仕事、ともに中央区がテリトリーです。都会のど真ん中、高層ビルの谷間にいち早く咲く桜。一昨日、上のほうの枝にひとつふたつ咲いているとおもったら、今日はすでご覧の通り。     春だ~~~~。桜だ~~~~~。花粉だ~~~~(涙)。

今日は8日。月刊アレコレの入稿日は毎月8日です。今日入稿したものが次号、3/25日発行号になるんですね。すでにいまは次の16号にかかっています。比嘉さんや昨日の睦の撮影がその16号です。

桜の小花を敷き詰めたような、黒地の小紋があります。デザイン化されている桜なので、3月以外でも着られるっちゃ、着られますが、やっぱりこの時季に着たいなーー、と、植え込みに堂々と上がりこんで写真を撮っていたオネーサマらしき(注・つっ込まないように)オバサンは思ったのでありました。

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2006/03/07

睦の取材の隠れキャラ。

睦の撮影のカメラマンはいつも天野さんにお願いしています。今日も恵比寿タコ公園。睦が小さい頃から馴染みの公園です。

撮影が終わってインタビュー。今日は睦人気がすごいタイでのイベントの話がでたのですが、その中でタイのスタイリストはほとんどがゲイだというくだりで、天野さんが「ボクね、もてるの、ゲイに」と突然語りだしたから一同、(・・;)  「昔米国に住んでいたとき、やたらゲイに追い掛けられて困ったのヨ」と、ビミョーな関西なまりでカミングアウト。(笑) 大真面目に語る天野さんに睦、マネージャー氏、みやざえもん、大爆笑。

どっかズレがあるゾ、語りに、天野さん。その空気、おかまいなしに「いや、まいったよ、あのときは」と、それでもマイペースで語り続ける天野さんにまたまた大ウケ。
特に睦のツボに入ったようで、「天野さん、はまりすぎ!」と笑う、笑う。
「なんかオーラがある!天野さん!」とツッコむ睦。完全にイジラレキャラ化している天野さんなのでした。おっとりした人柄が、人との距離を縮める天野さんの最大の武器なのです。
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2006/03/05

仏ELLE誌、きものの取材の取材。

PICT1344 突然の取材の仕事。

ファッションデザイナーの比嘉京子が作るきものを、フランスのELLEが取り上げて、5~6ページで特集を組むための取材が入った、という。その取材の取材をしては、というオファーが入った。比嘉さんは沖縄出身のパリコレや東コレにも参加するデザイナー。特に米国で人気があります。

日本語が堪能なフランス人記者、ミシェルと、フランス語が堪能な日本人カメラマン、ケンザブローさんと、英語で仏人と会話するデザイナー、という一行で撮影開始。その一行をまた取り巻くアレコレ編集とカメラマンという図式です。

でもその撮り方にはビックリ。日本人では、まずありえない。まず着付け・ヘアメイクがいない!どーするかって・・・、比嘉さんが着付けたんです。「手伝いましょうか」というと、「アリガト、大丈夫よ~」と言って1人で。それが上手い。海外で自分が着るときに、1人で変わり結びをするという彼女なのです。

PICT1352ミシェルとケンザブローさんはもともとは仏紙リベラシオンの特派員スタッフ。ファッションが専門ではありません。撮り方も「きものファッション」というより、トーキョーの「いま」を切り取ることを意識したような画面構成。週末の新宿アルタ前、夜の渋谷ハチ公広場と交差点・・・。そして撮影許可を取ってない店に入っていってゲリラ的にバンバン撮る。注意に来る頃には一通り撮り終わっている。その辺を歩いている若者をつかまえては、一緒に撮る。その様子をウチのカメラマンが追っかけて撮る―。かくして準備から始まって12時間に及ぶ寒い外での取材撮影が終わったのは夜の9時過ぎ。

合間をみて行ったインタビューは、公的な立場に立つことも多い比嘉さんならではのきものに対するインターナショナルな思想と発想があって、とてもおもしろかった。でもそのルーツは「きもの好き」な彼女のお母さま。比嘉さんはご自分のお嬢さんの七五三のきものを、大事に取ってあったきものの端切れをつなぎ合わせて、パッチワークのようにして作ってあげたというのです。先の舞台衣装の話ではありませんが、「着るものは力」であり、「おもいやり」なのです。

また、合間に聞いたミシェルの特派員としての取材の話もオモシロカッタ。シスターのバスに隠れて潜入した北朝鮮の話や、一連のライブドア騒動に関する海外メディアの見方等々。時間が長かったので、同行のスタッフとも普通以上にファミリアな距離間に近づけていい縁ができた取材でした。

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2006/03/02

舞台衣裳の力。

200603022244000.jpgnara

lionking

   

劇団四季劇場・春 で公演中の「ライオンキング」を観てきました。四季劇場の杮落としで「ライオンキング」がかかったのは8年前。それ以来のロングランです。観たかったのですが、なかなか機会がなかったので、やっとです。

浅利慶太の好き嫌いはあると思います。曰く「すごいも何も海外で当たった公演だけをかけている」「四季のオリジナルはない」「金にあかして制作している」等々。ま、今回はそこは置いておきます。(因みに最近は四季オリジナルもかかっています。)

舞台衣装の力のすごさです。役者はもちろんですが、通常、人(役)の個性や性格は内面にあるものです。それを演ずることによってどれだけ際立たせることができるかが、役者としての真価でしょう。しかし、しかし、その手立てとしての衣裳は、実は半端なくものすごい、それこそ役割を担っている。

ライオンキングに関して言えば衣裳はある意味、小道具とクロスするところがあるかもしれない。しかし、役をシンボライズするデザインのユニークでいて、美しいことは、それだけでも観る価値があるというもの。写真は購入したプログラムを撮ったものですが、写っているサイ、キリンなどもすべて人が”着て”いるのです。

かつて「美女と野獣」を見たときはその衣裳の豪華さに、まさに四季だからできるのだと、半分辟易しながら思ったものでしたが(でもおもしろかったけど)、あれは背景としてはお城で、誰もがある程度もっているイメージを、虫眼鏡で光りを集める実験のように、一点に凝縮したことで濃厚なエキスとして観客に味わわせることができたといえる舞台でした。料理で言えば最高のフォワグラのステーキにトリュフをトッピングしたような。(食べたことないけど・笑)いえ、それはそれでプロの味なのです。もちろん。

ただ、ライオンキングはそもそも人間が演ずる「動物」という素材があるわけです。(キャッツもそうですが) 鮮度の高い素材はそれだけで美味しいとはいうけれど、本当のプロは下ごしらえに充分な手間ひまをかけてなおかつ、何事も施さなかったように皿にのせるものです。ライオンキングの衣裳は、動物そのものを具現化すればよいわけではない。演じるのはどうしたって二足歩行の人間なのだから。動物としての特性を特化させたうえで、演ずる人間の美しさをも伝えるものでなければならないのです。

もっともライオンキングの場合はものすごくかかっているであろう手間が、明らかに素材の裏側に見えましたが。(笑) 衣裳を制作する人たちの頭の中を覗いてみたいと思った、帰り道でした。

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