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2006/11/18

きものの値段の違い。Ⅱ

きものの値段の話しで、いろいろコメントをいただきました。

『月刊アレコレ』の編集長がそんな話題に触れるのはよくないんじゃないか、という意見もありました。
でも、知っていることを知らない振りして、スルーする――「無難」かも知れないけど、つまらないじゃない、と思う。

特に今回は何を言いたかったかというと、単純に「良いものを安く購入したい」という、消費者が持つシンプルかつ、本質となるところでの方法論を考えたときに、「買い手が決まっている商品は安くできる」というこれもまたシンプルな事実があって。「売るための経費」が価格に反映されているのはきものに限った話じゃないし、だからこそネットの共同購入が最初1万円だったものが、100人でポチッってすれば例えば5千円になるのだから。

単純みやざが考えたのは、じゃあ、きものも共同購入が出来たらい~じゃん、という理論。シンプルな定番商品なら可能じゃないかと。

だからと言って、極端な話――、買い上げ商品10点を並べたお店Aと、レンタルも含めた多種類100点並ぶお店Bのどちらに行くかといえば、「欲しいものがその中にあればA店に行く」かもしれない。しかしB店のほうが「出会う」確立は高く、「欲しいものが置いてあるお店」としての評価にはなるかもしれない。

“さあ、どっちを選ぶでショー?!”・・・・・・・いや、単純だけど、だからと言ってそこまで単純にものを言っているわけでもありません。品物と値段とそのときの物欲の数値、心境諸々によって、でしょ? 今回は、そういうシステムなら安くなるという、定番的アイテムの良い品があるから、共同購入もいいかなって話です。そして、基本としてはみやざの周囲の土俵は性善説。

とんでもない売り方をする業界の話は、ある。布団だって、化粧品だって、宝石だって、不動産だって、きものだって。それらは論外。でもそんなケースもあるんだと頭の隅においておけば、ね。こぱんださんの日本和装レポートだって、アレを読んで心構えを作って(笑)、着付けを覚えに臨む人がいるんです。

吹けば飛ぶような、小さな、儲からない、給料も安い(ナニげに内部告発・笑)、経営者も肥満体質の(大いに悪口・笑)編集部、『月刊アレコレ』だけど、その分正直に、本音で、一生懸命、自分たちの考えを貫き通して行きたい、生きたいみやざです。でも寝不足時にありがちな暴走は、お願い、誰か止めてください。(爆)

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きもの」カテゴリの記事

コメント

人それぞれ捉え方が違うので何とも言えませんが
「素人には分からない業界内なら当然の値段の
付け方」があるのは事実ですね。
展示会商法、催眠商法、ホスト商法・・(笑)
賢くおいしいとこだけ頂く消費者になりたいもんです。

投稿: こぱんだ | 2006/11/18 14:21

こぱんださん

そうですね。賢くあらねば。
そのときの自分にとって、何が一番の価値で、
何が優先条件なのかを、自分自身が知っていれば、
より楽しいお買い物、より楽しいきもの生活(笑)が
できるということです。

投稿: みやざえもん | 2006/11/18 15:44

着物の業界のことは、「算数」の時点でこけた私には難しくてよく分からんです。ただ、私にとって、「猫と着物はなぜか天下のまわりモノ」で、ひたすら縁のもの。お金じゃないナニカが作用している感じ。みやさまがおっしゃる通り、何が自分にとって一番価値があるかが大切だと。売る側も、求める側も折り合いがつくといいな・と思ってます。だって、お互い様・でしょ?きれいごとではなく。

投稿: ゆん | 2006/11/18 16:52

性懲りも無くお邪魔します。
とっても複雑で簡単に文面に出来ない事とは思います。
まず着物は嗜好品と云えます。
値段よりも好みが優先する場合もあるので、祭の浴衣を買う訳ではないので、共同購入と云うのは殆ど不可能だと思いますがどうでしょう。

振袖の一円セールの場合は、仕立を中国ですることで利益をあげていました。
この商社はやくざにオール買いを宣言され揉めに揉めたそうです。
逆に「たけうち」はご存じの様に暴利を貪って、囲い込み商法でお陀仏。

要は着物の製作に携わった人達の生活費がきちっと計算されたのが着物の原価となるはずです。
小売の場合、それを仕入れて売るにはそれを寝かす経費がかかります。
一般に下から安くて五割、高くて十割を乗せて売値を決めるのが順当と思います。
白生地代、加工賃、最低限の流通経費、小売屋さんの儲を足せば小売値が出てくる。

でも、単純ではないのは、売残りの見切り商いが有るから、先の小売価格より利口な価格が出てくる訳です。
流通機構の中でキャッチボールの度に安くなる事もあるのです。
複雑ですね。

投稿: otyukun | 2006/11/18 19:06

ゆんさん

そうですねー、「価格って、損しないように(利益がでるように)いろんな経費が含まれているんだー」っていう、しごくあたりまえの事実でもありますよね(笑)。
そのあたりまえに、時として“コケ”みたいなのが付くときも、ある、ということなのでしょうかね。

でも、「きものがまわりモノ」って、なんかいいな。
長く永く着るきものの面目躍如。

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oyukunさん

「性懲りもなく」、大歓迎です(笑)。
共同購入はそれが「定番アイテム」だったら、可能じゃないかなって思うんです。元の発想は、「きものはロットだったら、注文できる」ということだったんです。
だから、心情的に言っても訪問着系は無理だと思うんですが、木綿や、無地、江戸小紋だったらできるかもと。
付加価値はこの私メがモニタリングした、正当な評価をした上で出す商品、ということなんですけどね。

そういえば、価格は互いの関係があるから直に製造元へ行けば安くなるものでもないとも聞きました。
大手デパートなんかそうですよね。バーゲンの目玉を出してもらう。通常なら絶対出せない価格でも、大事な取引先だから飲む商売なワケですよね。ホントに複雑ですが、買うほうはそこまで深読みすることもないかな、とは思います。
自分の持っている価値観の尺度で、高いか安いか(品物に見合った価格)、ですよね。

投稿: みやざえもん | 2006/11/18 22:59

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